"
トップ > 健康福祉課 > 減塩を心がけましょう
福祉と健康
健康づくり
食生活改善
減塩を心がけましょう

飯豊町は、県内で医療費が高い状態です。

一人当たりの医療費の県内順位
第1位 脳血管疾患(女性)
第2位 脳血管疾患(男性)
第3位 高血圧(男性)
第5位 心臓病(女性)
          平成22年5月国保医療疾病分類別統計より


高血圧は、それ自体に致命的な症状はありませんが、心臓病や血管疾患、脳血管、腎不全など命にかかわる重大な病気の引き金になります。
塩分の摂取が多いと、高血圧の原因のひとつとして考えられます。

◆ 塩分と高血圧の関係
塩分はからだにとって必要不可欠な成分ですが、過剰に摂取することで高血圧になると言われています。


◆ 目標の塩分摂取量

欧米人に比較すると塩分の摂取量はとても多いのが現状です。

年齢 目標摂取量
乳幼児 0〜5ヶ月 0.25g
6〜11ヶ月  1.5g
1〜2歳 3〜4g未満
3〜5歳    5g未満
成人 男性9g未満 女性7.5g未満


◆ 町の減塩に対する意識調査
町では、食に関する意識調査を食生活改善推進員(食改)の協力のもと定期的に行っています。
特に減塩の啓発に努めています。

◇みそ汁に関する調査
毎日の食事にみそ汁は欠かせない家庭は多いと思います。
みそは健康食品ですが塩分が高く、みそ汁で高血圧を招きかねません。
みそ汁の塩分濃度は専用の検査紙で簡単に調べられます。
町の料理教室などで配布していますので、地区の食生活改善推進員さんに聞くか、健康福祉課にご連絡をください。




◆町の平均値は、0.97%で、
各地区ほぼ適正濃度(0.8〜1.0%)の範囲内でした。最初の頃から比べると塩分濃度も大分下がってきており、このままこの数値を保っていけるようにしましょう。
自分のみそ汁の濃さの意識調査では、8%近くの方が「薄いほう」・「ちょうど良い」と回答しています。
1日に飲むみそ汁の回数も、2回から1回へ減った方が増えてきています。

◆食事にみそ汁が欠かせない人は・・・・

・なるべく塩分濃度を薄くする
・具をたくさん入れる
・減塩みそ(おすましには減塩しょうゆ)を使う
・熱いうちに食べる(冷めると味覚が鈍ります)
・おかわりはしない

                               などをこころがけましょう。

 

 
◇ 漬物に関する調査
みそ汁と並んで食宅に漬物が並ぶ家庭は多いと思います。
冬期に農作物が収穫できない町では、野菜の保存食として伝統的な食習慣のひとつです。
しかし、漬物は塩分が多い食品でもあります。
 
町の調査(下グラフ)では、食べない方が8%いますが、2,3回以上の割合が70%と高くなっています。
特に高齢者や高血圧の方がいる家庭では、漬物の回数をできるだけ少なくすることをおすすめします。
 



漬物で減塩するためには・・・


 ・量を減らす(毎食食べない)
 ・古漬けよりも浅漬けにする
 ・酢漬けやマリネで代用する
 ・漬ける場合は、減塩の工夫をしてみる
 ・塩分が高い漬物は、水に浸して塩抜きをする
 ・減塩の漬物を買う

   など試してみましょう。

もちろん、生野菜や温野菜などそのままで野菜を食べることが減塩には一番良い方法です。


◇塩分の意識調査
ほとんどの方が塩分の摂りすぎは生活習慣病に影響があることを認識していましたが、自分の食塩の摂取量を把握している方は約半分でした。
また、町の食塩摂取量は全国より多いことを知らない方が2割いました。

実際には自分の食塩の摂取量はわかりにくいものでしょう。
毎日食事を作る方は、少しは実感できると思いますが、ベーコンや練り製品などの加工品や、魚介類など食材そのものに塩分が入っている場合、どのくらいの塩分が含まれているのかわかりません。
食品に含まれる塩分量を知りましょう (4KB) (4KB)」を参考にしてください。

さらに、調理・加工済みの惣菜(中食)の場合は尚更わかりにくく、ほとんどの食品が塩分濃度の高いものが多いです。
自分や家族の健康を考え、意識して食事を考えてみましょう。
  
◇減塩しない理由について(複数回答)

家族が薄味を好まないから 34%
薄味はおいしくないから 25%
今のままでよいと思うから 14%
めんどうだから 5%
減塩の方法を知らないから 2%
その他 10%


調理をする方が家族の健康のために減塩をこころがけても、家族に美味しく食べてもらえないのは残念です。
まずは、家族で減塩に対する健康意識を高めることが大切でしょう。
 
◆ 美味しく減塩するポイント
町の調査では、6割以上の家庭に高血圧の方がいると回答しています。
高血圧改善のためにも減塩は効果的な方法のひとつです。
次の12項目を試してみてください。
また、高血圧の方がいない家庭でも、高血圧やメタリックシンドロームなどの予防に減塩を心がけましょう。


◆ 減塩を続けよう
食事は毎日のことです。
薄味に慣れるまでは大変かもしれませんが、高血圧の方だけではなく家庭全員で減塩に取り組みましょう。
また、減塩に気を使っていても栄養バランスが悪い食事では、健康な食事とはいえません。
総合的な栄養を考え、献立を考えましょう。
食事バランスガイドを利用しましょう

また、せっかくの減塩の食事をおかわりしてまで食べると、塩分摂取量は減塩しないと変わりありません。
薄味が美味しいと思うのはいいことですが、食事の量が多くならないようにしましょう。



この記事に関するお問い合わせ先

担当課/健康福祉課 健康医療室
山形県西置賜郡飯豊町大字椿3654-1番地

TEL/0238-86-2338(健康福祉課) FAX/0238-86-2230

TOP