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いいで未来号Ⅲ

【新潟県 十日町雪祭り会場にて】


 〜克雪から利雪への発想の転換〜「いいで未来号Ⅲ」を、平成24年2月18日〜19日に実施しました。

 本町は山形県内でも有数な豪雪地帯です。

 冬の訪れを告げる雪も、降る量が多ければ雪下ろしや除雪などが必要な「厄介者」となります。

 委員会では、この厄介者とされている雪を天からの恵みとして活用できないかと考えました。

 このたびの「いいで未来号Ⅲ」では、34名の若者達が日本で最も歴史ある「新潟県十日町雪祭り」

と、女性の視点でまちを盛り上げる取り組みを行っている「南魚沼市女子力観光プロモーションチー

ム」との交流をとおして、にぎわいづくりや人づくりを学んできました。


過去に実施した「いいで未来号」は、こちらをご覧ください

→平成21年度実施 「いいで未来号」  へのリンク

→平成22年度実施 「いいで未来号Ⅱ」へのリンク


 2月18日早朝、いいで未来号Ⅲの参加者が集合場所へ集まってきました。

 いよいよ、いいで未来号Ⅲが始まります。

 参加者の手には、1泊2日の手荷物とともにスキーウェアなどの防寒具が。

 今回の未来号では、冬の一番寒く積雪の多い時期に、本町よりも豪雪の地へ向かいます。

【出発に向けて参加者が集まってきました】

【バス車中では自己紹介や「飯豊町クイズ」を実施】


 バスは、新潟県十日町市を目指し走ります。

 バスの車内では、参加者が各々の自己紹介を行った後、「飯豊町クイズ」を行いました。

 普段暮している自分の町ですが、クイズにしてみるとわからないことも多いものです。

 今回の「飯豊町クイズ」では、本町のことをクイズにすることで、自分が暮している町を見つめ直す

きっかけづくりとともに、これから訪れる「十日町雪祭り」や「南魚沼市女子力観光プロモーション

チーム」のこともクイズにしながら、研修に向けた事前学習の機会にもなればと考えながらメンバー

が問題を考えました。

【十日町到着!雪だるまが出迎えてくれました】

【十日町雪祭りの経緯や概要を伺いました】


 バスのガイドさんから、荒天のため新潟県内で高速道路も制限されている区間もあるということを

伺い、心配しながら十日町に向かいましたが、幸いにも予定通りに十日町に到着です。

 バスを降りると、雪だるまが迎えてくれました。

 十日町市産業観光部の職員の方から、十日町市の概要や雪祭りが市民の手作りのイベントから

始まったことなどをお伺いし、また十日町青年会議所の方からは、雪祭りを盛り上げるために青年

会議所が行っている「福雪だるま大作戦」の取り組みについてお話をいただきました。

 「雪を苦しみから楽しみに変えることはできないか?」

 雪祭りや福雪だるま大作戦の発想の根底にあったのは、まさに私たちがこのたびの未来号で

求めているものと同じものでした。

 イベント当日の大変お忙しいところにもかかわらず、ご対応並びにご説明いただきました十日町

市産業観光部 山岸部長様、春日課長補佐様、十日町青年会議所 井沢副理事長様、中林理事様、

本当にありがとうございました。

【雪祭り会場まで歩いて移動します】

【市内の沿道には市民手作りの雪像や雪だるまが】


 十日町商工会議所から、雪祭りの会場までは歩いての移動です。

 沿道には「福雪祭り大作戦」の旗を持った雪だるまが並び、また市内の様々な場所に設置されて

いる市民手作りの大きな雪像が祭りの雰囲気を盛り上げます。

 冬の一番寒く雪の多いこの時期に、市民の皆さんが協力して祭りに参加されていることに驚き、

また道を歩くだけで十日町の皆さんに歓迎されているような、とても暖かい気持ちになりました。

【雪祭り会場は多くの人でにぎわっていました】

【会場内に「はてなの穴?」・・・どんな穴??】


 参加者は、雪祭り会場の一つ、「コミュニティー広場」に到着しました。

 会場内では、ステージや売店のほか、巨大すべり台、雪中茶席などでさまざまなイベントが行われ、

たくさんの人でにぎわっています。

 この会場だけでも充分一日楽しめそうですが、十日町雪祭りは地域ごとに手作りの雪祭りを行って

いるため、他にもいくつもの会場がありそれぞれの雪の催し物をおこなっているそうです。

 それぞれの会場をつなぐシャトルバスが走っていることもうなずけます。

【巨大な雪のパルテノン神殿】

【ライトアップされたステージがとてもキレイです】


 コミュニティー広場を後にし、雪上カーニバル広場へと向かいます。

 市街地をぬけ坂道をのぼり約30分、途中には雪像や出店、他の雪祭り会場があったためか、

それほど遠く感じることなく会場に到着しました。

 「こんなに大きなステージが、雪でできるのか!」参加者の皆さんは巨大なパルテノン神殿の雪像に

驚きました。

 会場はすでにものすごい人であふれていて、ステージの近くには行けませんが、離れていても

その巨大さがわかります。

 市民の手作りから始まった雪祭り、雪祭りを盛り上げる「福雪だるま」のとり組み、そして巨大な

雪像、雪祭りにかかわる方の想いと訪れた方の熱気に感動しながら一日目を終了しました。

【女子プロの皆さんです】

【女子プロさんからのお話を熱心に聞いています】


 2日目は南魚沼市にて、「南魚沼市女子力観光プロモーションチーム」の皆さんと交流を行います。

 南魚沼市女子力観光プロモーションチームの皆さんは、女性の視点から南魚沼市を考え、イベント

や観光への提案などを行う、年齢も職業もさまざまな方で結成されたチームです。

 リーダーの小林様からは、さまざまな活動やイベントを考える際には「おもてなし」の心が大切だと

言うお話しをいただきました。

 たしかに、まちづくりなどの活動を企画する団体は男性の方が多く、参加する側に立って活動を

考えるという心遣いに欠けることがあるのではと考えさせられます。
 
 女性ならではの視点、そして女性の意見を活かせる雰囲気づくりの大切さを学ぶ機会となりました。

【女子プロさんを交えてのグループ活動】

【話し合いが盛り上がり時間が足りません】


 南魚沼市女子力観光プロモーションチームの皆さんからお話しをお伺いした後、チームの皆さんを

交えてのグループ活動を行いました。

 これまでの交流を通じて、雪を活かしたまちづくりや、おもてなしの心の大切さなどふまえて、雪を

活かして自分たちができることを考えます。

 参加者の皆さんからは、さまざまなアイデアが出され予定していた時間では足りないほど、熱心な

話し合いが行われました。

【女子プロの皆さん、お忙しいところありがとうございました!】


 いいで未来号Ⅲを終えてから数日後、参加者が町内の公民館に集まりました。

 いいで未来号Ⅲでは、グループ活動が盛り上がり時間がたりなかったため、改めてグループ活動を

行うためです。

 話し合いが始まると参加者の皆さんは、いいで未来号Ⅲのときと同じ熱気の中で活発な話し合いを

行いました。

 そして各グループでの話し合いの後、発表会を行いました。

 すぐに自分達でできそうなものから、時間をかけて実現しなければならないものまで様々なアイデア

がだされましたが、どれも「まちをもっと盛り上げたい」という気持ちが伝わってくるものでした。

【事後報告会でも熱気ある話し合いが続きます】

【グループごとに発表を行いました】


 いいで未来号Ⅲは、普段暮している町を離れ視察や研修を通じて、自分が住んでいる町の良さを

見つめ直す機会であるともに、交流の輪を広げながら、このまちを町をもっと活気と魅力あふれた

ものに、自分たちが活動を行っていくためのきっかけづくりの場でもあります。

 いいで未来号Ⅲで学んだことやグループ活動での話し合いを受け、委員会では冬の新たな魅力

づくりを企画しています。

 いいで未来号Ⅲで生まれた熱気が、町の活気につながることを期待しています。

 このたびの、いいで未来号Ⅲにあたっては、十日町市の職員の皆さま、十日町青年会議所の

皆さま、南魚沼市女子力観光プロモーションチームの皆さまをはじめ、多くの方のご理解とご協力

を得ながら充実した活動を実施することができました。

 心から感謝申し上げますとともに、今後とともご指導とご協力をお願いいたします。


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この記事に関するお問い合わせ先

担当課/町民総合センター「あ〜す」

TEL/0238-72-3111

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