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うつ病について

うつ病はストレスを多く抱える現代社会では、誰にでもかかる可能性のある心の病気です。
一生のうちにうつ病にかかる人は13人に1人といわれています。
広く知られている「うつ病」ですが、症状や治療などうつ病を正しく認識していますか?

◆ うつ病とは
けがや骨折など見た目にわかりやすい病気ではなく、こころの健康が損なわれて起こる病気です。
「こころの風邪」とも表現されますが、通常の風邪とは違い放置して改善することはありません。対応を誤ると、回復が長引いたり、自殺してしまう恐れがあります。
うつ病はこころのエネルギーがなくなった状態です。
車にたとえるならば、ガソリンが空になった状態です。燃料が切れた車は走り続けると故障し走れなくなります。
こころも同様にエネルギーがない状態で無理をすると、こころや体の機能が低下し「うつ病」になってしまいます。

◆ うつ病の症状
精神的な症状と身体的な症状があります。

精神症状 身体症状
・気分が落ち込む                 ・好きだった物事への興味がなくなる         ・何をしても楽しくない               ・イライラする                   ・集中力がなくなる                 ・物事の判断力ができなくなる ・眠れない                     ・食欲がなくなる                  ・美味しさを感じない                ・疲れやすく、だるい                ・めまいがする                   ・動悸や頭痛、肩こり


症状には個人差があります。
最初に身体症状を自覚する人が多く、医療機関を受診しても異常が見つからないこともあります。
このような症状が2週間以上続く場合は、専門の医療機関を受診しましょう。
 
◆ うつ病は甘えではありません
うつを抱えた人が無気力にみえるため、うつに理解がない人からは、「甘えている」「怠けている」と思われることがありますが、うつ病はこころの病です。
さまざまな原因から脳内の神経伝達の機能が低下します。
神経伝達物質は心身の状態をやる気にする働きがあるため、その活動が鈍ることで憂うつなこころの状態になってしまいます。
周囲の人の理解が必要です。
 


◆ うつ病の誘因
誰にでも起こりうる人生の中で起きる大きな出来事が誘因になります。
妊娠・出産・入学・卒業・受験・
就職・転勤・昇進・退職・
結婚・離婚・転居・新築・死別 など
 
◆ うつ病の治療
うつ病は自分では治療できません。専門家の力や周りの人の協力が必要です。
精神科や心療内科など医療機関を受診しましょう。
うつは必ず治る病気です。
治療の基本は休養と薬物療法、精神療法です。
 

 
◇休養
 十分に休養をとることが大切です。
 こころの負担になっているさまざまなものから離れ、何もしない
 時間をとりましょう。
 
◇薬物療法
 脳内神経伝達物質のバランスの乱れを調整する薬を服用します。
 症状がよくなっても、医師の診断通り薬を飲み続けましょう。
 
◇カウンセリング
 一人で抱えている悩みを話すことで、気分が楽になることもあります。

うつ病の治療、完治には長期間必要な場合が多いです。
特に仕事の休暇をとり治療したり、家事があったりする場合は周囲の理解と協力が必要です。
 
◆ 周囲の人の接し方
・安心して休めるような環境をつくる
・叱咤激励は絶対にしない
・できるだけしたいようにさせる
 
◆ うつ病のサインに気づきましょう
周りの人が気づくうつ病のサイン
自分がうつ病だと思ったら
 
◆ 相談窓口
町健康福祉課 86−2338

こころの健康に関するご相談窓口



この記事に関するお問い合わせ先

担当課/健康福祉課 健康医療室
      山形県西置賜郡飯豊町大字椿3654-1番地

TEL/0238-86-2338(健康福祉課)    FAX/0238-86-2230

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