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産後のこころの健康に注意しましょう

出産後の母体は、もっともホルモンバランスが崩れやすい時期であり、心身ともに不安定になりやすい状態です。
体力が回復していない状態で、育児と家事などに追われ、お母さんはこころの健康を損ねることがあります。
一時的なこころの不安定になる「マタニティブルー」、一過性ではないこころの病気を「産後うつ」があります。
マタニティブルーと産後うつは別のものです。

◆ マタニティブルーとは
出産直後から数日間、情緒が不安定になります。
・涙もろくなる
・感情の起伏がある
・疲れを感じる
などの症状があります。
一過性のもので、育児や環境に慣れてくると自然に回復します。
特に治療の必要はありません。

◆ 産後うつとは
出産を終えて、母体は体力がない状態です。
体力の回復が不十分な状態で、赤ちゃんのお世話や家事、仕事などをする人がかかりやすいと言われています。
 
◆ 産後うつの症状
出産後1〜2週間から数ヶ月後、さまざまな症状があらわれます。
・一日中憂うつ
・気力がない
・何をしていいのかわからない
・楽しみを感じなくなった
・自分を責める
・睡眠時間が短いまたは長すぎる、
・頭痛、肩こり、倦怠感など身体の症状

症状が長期化することで、症状は悪化し回復しにくくなります。
できるだけ早めに適切な対処をしましょう。
症状が重い、社会生活に支障がある人は、早めに医療機関にかかりましょう。
 
◆ 原因
産後うつはお母さんのせいではありません。
出産後の母体は、もっともホルモンバランスが崩れやすい時期であり、心身ともに不安定になりやすい状態です。
育児や家事などに追われこころに余裕がなくなることで発症すると言われています。
 

◆ 周りの協力が大切
「育児をしない」「家事をしない」と怠けていると思ってはいけません。
・「赤ちゃんはお母さんが必要」
・「しっかりしなきゃどうするの」
・「子育てはもっと大変になるのに」
・「私のときのほうが大変だった」

 など本人のためを思っての言葉でも、逆に負担になります。
いとおしいと思うべき赤ちゃんをかわいがれず、またそのような自分を責めてしまい、罪悪感が増すだけです。
家族や周囲でお母さんの状態を理解することで、改善できます。
赤ちゃんのお世話は不眠不休なので、主に母親の負担が大きいのが現状です。
少しでもお母さんの負担を減らし、体とこころ両方を休める時間をつくりましょう。

◆ マタニティブルーや産後うつを予防するポイント
・十分な休養をとる
・自分のための自由な時間を持つ
・体調が悪いとき、気分が優れないときは赤ちゃんを誰かに預ける
・上手に手抜きをする
・気持ちを誰かに話す
・自分を責めない

◆ 相談・お問い合わせ
町健康福祉課 子ども家庭健康室 86−2338
 
「こころの健康に関するご相談窓口」
子育てに関するご相談窓口



この記事に関するお問い合わせ先

担当課/健康福祉課 子ども家庭健康室
      山形県西置賜郡飯豊町大字椿3654-1番地

TEL/0238-86-2338(健康福祉課)    FAX/0238-86-2230

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