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DV(ドメスティックバイオレンス)について

DVは、直訳すると「家庭内暴力」という意味ですが、一般的には「配偶者(パートナー)からの暴力」のことをいいます。
男性から女性への暴力のイメージが強いのですが、近年は逆のケースも増えています。
 
◆ DVの種類


◆ DV防止法
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(DV防止法)が平成14年から施行されています。
数回の改正があり以下のことが法律で定められています。
・国や地方公共団体はDVを防止し、被害者を保護する責任がある
・離婚した場合でも元配偶者からのDVも対象になる
・被害者とその子どもも保護命令の対象になる
・身体的な暴力だけではなく、精神的な暴力もDVとする

◆ DVは繰り返されます
突発的なけんかとは違い、DVはサイクルがある場合がほとんどです。

DVのサイクルが明確ではない場合もあります。
・日常的に暴力をふるう
・アルコールを飲むと暴力的になる
などもDVになります。

◆ DVの影響
◇身体的な影響
あざやけが、やけど、鼓膜の損傷、骨折、望まない中絶や妊娠など。
ひどい時は後遺症が残ったり、死亡したりします。
◇精神的な影響
自分を責める、孤独感、異性への恐怖心、自殺したくなるなど。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症することも多く、パニックや自殺衝動のほか、からだの震えや不眠、頭痛、下痢など身体的症状も表れます。
また、暴力が連鎖し子どもを虐待することもあります。
◇子どもへの影響
夜泣きや情緒不安定、不登校など。
暴力の場面を見るだけでも、子どもには大きなストレスになり、心身の発達に重大な影響を与えます。

◆ DVは気づかれにくい
◇DVの環境
DVは家庭内で行われます。
外出や交友関係などが制限されている場合も多く、周囲に助けを求められないまたは周囲が気づきにくい状態です。
◇DVに適応する
逆らったり、逃げ出したりした場合、さらに暴力が激しくなるため、反抗できなくなります。
暴力を振るわれ続けると精神的に追いつめられ、その環境に感受性を麻痺させることで適応します。
暴力を振るう相手の言いなりの行動をしてしまい、周囲に気づかれにくくなります。

◆ まずは相談しましょう
◇緊急時は
DVは犯罪です。緊急時にはためらわず110番しましょう。
緊急ではない場合の警察への相談は、長井警察署(84−0110)または飯豊交番(72−2245)に連絡しましょう。

◇町健康福祉課

◇配偶者暴力相談支援センター

※各窓口は年末年始や祝日を除く場合もあります。
◇音声案内

最寄の相談窓口を自動音声で案内します。

◆ DVを相談された場合
DVを受けている人から相談されたり、周りにDV被害を疑う人がいたりした場合、まず十分に話を聞いてください。
安易に直接的な問題の介入は控えましょう。DVには解決が難しい場合もあります。
・相談機関を調べ教える
・相談窓口に付き添う
・話し相手になる
など補助的な助けをしましょう。

◆ 若年化するDV
結婚前の交際中の男女にもDVが起こっています。
比較的軽いDVで、個人の性格として見過ごされやすいのですが、DVは悪化することも多く注意が必要です。
冷静になって関係を見直してみましょう。
・従わないと怒る
・電話やメールの返信などしないと怒る
・蔑む発言や暴言をする
・交友関係を指示する
・別れようとすると、自殺すると脅す
などの行為はDVまたはDVの兆候がある行為です。
親や友人、相談機関などに話してみることをおすすめします。

◆ お問い合わせ
町健康福祉課 健康医療室 86−2338



この記事に関するお問い合わせ先

担当課/健康福祉課 健康医療室
      山形県西置賜郡飯豊町大字椿3654-1番地

TEL/0238-86-2338(健康福祉課)    FAX/0238-86-2230

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